今日も高3の古文の授業がある。現代文の授業も打診されたけど、上手くできる自信が無くて断ってしまった。なので今年は主に古文の講座を担当している。ゆくゆくは現代文もやりたいとは思うのだけど、いかんせんうまく説明ができない。つくづく現代文のセンスがないなぁと思ってしまう。書くのは好きだけど、正しく読むのって骨が折れるし、それを説明しなきゃいけないから。高校の時も現代文の成績はそんなに良くなかったし、どちらかっていうと社会の方が得意だったから。本当は社会を教えた方がいいんだろうなぁ、と思うけど、これから日本史を改めて学ぶ気にはどうしてもなれないなぁ。とりあえず今は古文をしばらく勉強して満足がいくようになるまで頑張ってみる。
昨日と同じ授業をすれば良いので、楽な感じがするけど、クラスによって雰囲気も違うし、今日の校舎はスタンダードレベルが多く少しレベルを下げた授業になる。昨日やった授業もこうやればもっと伝わりやすかったかな、というものをいくつかあるのでそこを改善した授業にするつもり。昨日は「音便」についての説明がいまいちしっくり来ていなかった気がするので、もう少し詳しく説明しようかな、と思う。「音便」というのは、日本語の文法事項の一つで、簡単にいうと「言いやすいように音が変化すること」だ。「先生の話を聞きて」とは少し言いづらいから「先生の話を聞いて」と「き」が「い」に変化する。「い」に変化するこの場合は、「イ音便」、「う」なら「ウ音便」となり簡単だが、「つ」は「促音便」、「ん」は「撥音便」となり多くの人が忘れており、入試頻出にもなる。ただこういった文法的な説明をしてしまうと授業が長くなってしまうし、読解のポイントなどの最も重要な箇所が疎かになってしまう為、なるべく短く済ませたいのが本音だが、今日はゆっくり説明するかも。
5月は受験生とはいえ、学校の行事が豊富で大忙しなのでモチベが下がる人も多いのが実情。なんとかモチベを上げる話も小出しにしていかないといけない。新卒の時はそういう「説得研修」みたいなものがあって、先輩社員のお手本の「説得」を真似して授業に活用することも多かった。今もそれが役に立っていることも多いが、自分なりに考えて内容を変えて自分の言葉で話せるように色んな事を考えて話している。昨日は、「部活動が終わって疲れていても意地でも自習室に来よう」という話をした。どれだけ伝わっているのかわからないけど、去年早慶に受かった先輩たちは〜みたいな具体例を出したりとか、自分の経験から話したりとか、切り口は山ほどある。ちなみに僕は高校の頃、帰宅部だったので全く体験談は当てにならない。学校が終わったら塾に直行してたから。あとは昨日の授業で部活動で遅刻してきた生徒がいて、しかも終わる20分ぐらい前のギリギリに来て最後の解説だけ聞いて行った生徒がいたけど、そういう姿勢って大事だよなぁ、って話もした。遅刻してもいいし、少しの時間でもいいから部活が終わったら塾に来て自習室で1時間でも勉強するように伝えた。少しでも伝わってればいいなぁ。
近年稀に見るブログ熱が到来!いったいいつまで続くのか・・・!