
恋好きの最新話を見て感じたことを書いていこう。
前回の記事での予想通り、のあちゃんとさとるは成立しませんでしたね。さとるの一つ一つの言動にツッコミを入れたくなる気持ちもさることながら、でも素直な想いを一途にまっすぐに伝えているのは好感が持てる気がする、のあちゃんの「中途半端な気持ちじゃ相手に失礼だっ」ていうもどかしい気持ちもよく分かる。恋愛っていうのあれだね、「好き好き」ってストレートに伝えすぎてもダメなんじゃないかな、思わせぶりな態度を取って好きと思わせておきながら別の人にも気があるかのように振る舞い、相手を嫉妬させるようじゃないと。そんなふざけた中途半端な性格したやつが一番モテる、イヤな世の中だね。

僕の学生時代のことでいえばね(もちろん高校時代は男子校だからなかったことにして)、基本的に色んな人と話すのが好きだったから、「一途に真っ直ぐ一人の女性を好きになり続ける」っていうのはあんまり多くなかったような気がする。うーん、どうだろう、好きではあったけど「自分の虜になっている」と気づいたらそれで満足しちゃうというのかな、「自分のことを好きにさせる」ということが目的なだけで、その人と一緒になって「あれやこれや愛を育んでいく」というのが目的にはならなかった。その子が他の男と話してたり自分の手から離れそうになったりすると、思い出したかのように僕はその子にアタックしにいって心を盗みには行くんだけど、心を盗めたと確信すればそれでまた安心して、身体までは奪いにいかなかった。
変な話だなぁとみんな言うんだけど、それでその心はっていうと多分、「今目の前にいる人以外に、自分が理想とする本当に美しくて可愛くってアイドルみたいな女性がいるんじゃないか」って思っていたんだね、きっと。今ここで中途半端に好きかどうか判然としない人と付き合ったところで、自分はそれに満足出来るのか分からないし、付き合ったとして、また別の理想的な女性を好きになってしまったら、すぐに乗り換えることが(世間体上)できないから、自分が本当に好きで「この人しかいない」と思った人としか付き合いたくなかった、ということなのかな(その実「この人しかいない」なんて恋は生まれてこの方存在しなかった)。どうしてそんなつまらない考え方に至ったのかよく分からないけど、そういう理想主義的な傾向が自分を間違った方向へ向かわせてしまったというのは、あると思う。もし今の若い人たちにもそういう考え方をしている人がいれば、上の例でいえばのあちゃんのことだね、僕はこう言いたい。「ありもしない空想的な世界に咲く歪な花に想像を膨らませるよりも、目の前の美しく可憐に咲く花に水をやりなさい。」

まぁそれはそれとして、他にはひなのちゃんとひなたちゃんが涙を飲む結果になって残念だった。特にひなたちゃんの最後のアプローチが僕の胸を打った。その時の気持ちを自分の得意なイラストと合わせてメッセージとして渡していたんだけど、個性的で感受性豊かな、そして繊細な心のうちをあんな風に健気に表現できるというのは素晴らしいことだと、そしてそのメッセージを受け取っておきながら何も返事できない男っていうのはまぁ情けないなぁと。
でも僕だったらそんな時、どんな風に気持ちを伝えるだろうって、つまり自分に気のない女の子に対していかにアピールしていくだろうって、頭の中で想像してみたけど、ひなたちゃんみたいに可愛いイラストが描けるわけじゃないしさとるみたいに(つまらない)歌が歌えるわけでもないし、どうやって意中の子の気持ちを惹くんだろうな。そういう時って自分の真価が試されているというか、ただ言葉で気持ちを伝えるだけだと相手に響かない中でどう気持ちの大きさや一途さを伝えるのか、それは人間の永遠のテーマみたいに感じるけど、僕だったら(つまらない)手紙を書いて気持ちを文章にしたためるんだろうなぁという気がした。取るに足らない自分にできることと言ったら、少し言葉で説明するのが得意なくらい、音楽やダンスの才能なんて絵の才能なってもってのほかだから、あとは言葉を頭の中で整理して、ちょっとばかり厳かな言葉とロマンチックな言葉を添えて、永遠の愛をまことしやかに紡いでいくこと、それぐらいしかない。そんでもってそういう(つまらない)文章に心惹かれてくれる女性といったら、まぁこの広い地球といえども一握りの人しかいないんじゃないかなぁ、というか一人でもいるのかよく分からないし、現に僕は彼女がいないわけだから、無駄な所業にしか思えなくなってくるな。でもその、ひなたちゃんが描いた一見無駄に見える愛のイラストが(せりくんには結局無駄になってしまった)僕の胸を打ったように、きっと誰かしらの胸を打つことになるんだろうと淡い恋心を胸に膨らませつつ、しかしそれはまた空想的なありもしない虚像の花を咲かせることになってはいないだろうかと、自分の言葉をブーメランのように感じ取ってしまう。言葉は刃であり、ブーメランだね。

ねえ何だかどうして 戦ってるようなそんな気がするの
触れられない 触れたくもない 過去の自分自分自分自分と
もうとっくに死んでる 透明な亡霊と対決 幼気で痛い記憶の奥 残念?
もう居ないのに あれ? そっちが良い? アイロニーね 透かされているのは現在の自分?
ナンセンス 消えないレッテル Yes! 要はコンプレックス 取り憑かれているみたい 巻き付いたまま
まだ離れない 在りし日の自分
YOASOBI / UNDEAD
良い曲っすね。
「そう全部全部お前だ、古今東西 一才合切 森羅万象 ピースピース!!!」
ピースピース!!!!