tiktokで流れたきた稚拙なアイドルソングがどうしても頭から離れていかない。ありがちなイントロに伝統芸能みたいなオタクの掛け声が響いてきて、空虚な小娘たちの乾いた歌声がこだまする。こんなものAKBがかつて同じ様な曲をやっていたじゃないか、いやオタクの伝統芸能たるあの掛け声なんて多分松田聖子の時代からあったんじゃないか?それに担当の色を配してそれぞれのキャラクター付与するというのはももクロの猿真似だなと思った。まぁそんなつまらないアイドル史を調べる気も起きないけれど、それでも耳に響いてそれらがどこへも離れて行こうとしないことにむず痒さを感じざるを得ない。こんな低俗な曲をイヤホンで耳にしながら、涼しい顔をして颯爽と職場に赴いては小難しい評論文をさらに小難しくしてあたかも自分が書いた文章かのように生徒へひけらかしている自分の姿を想像するに、なんだか天と地が逆転したかの様に感じる。あまりにも外面と内面が逆転しすぎていて馬鹿馬鹿しいったらない、そしてその馬鹿馬鹿しさに自分だけしか気づいていないということもまた、ちゃんちゃらおかしい。僕がバカなのだから、僕のことをもっとバカにしてくれ。お願い頼む。

さて、最近は明治時代の小説をいくつか読み漁ってみている。学生時代は文章を読むのが遅くって1つの本を読み終えるのにだいぶ難儀していたけれど、最近は国語を教えているからなのか、幾分読むスピードが早くなってきている様な気がしてよかった。昨日読み終えた作品の中で幾分気になることがあって、そのテーマでブログの文章を書こうと、意気込んでいたのだが、朝起きたら何を書こうと思っていたのか、全く覚えておらん。昔の人の文章を読むと、決まって昔の考えや心意気が移ってきて、自分もさぞ頭の良い様に錯覚するけれど、一日経ったらとんと忘れているなんて、まぁいつもの自分だなと思った。痴呆症か何かじゃないかと思った。
まぁそれはそうだけれど、夏目漱石の『吾輩は猫である』『それから』太宰治の『走れメロス』『タイトル忘れた』芥川龍之介の『鼻』『羅生門』『河童』宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』『タイトル忘れた』とか色々読んだ。どれもこれもミーハーな自分らしく有名作品だけを掻い摘んで読んでいったけど、どれも良い作品だったな。特に夏目漱石の『吾輩は猫である』なんかは、以前途中まで読んで挫折して頓挫していたけど、腰を据えて(といってもちゃんとではないけど)読んでみるとそれはそれは明治の大文豪であった。AIで夏目漱石の文学のテーマについて追って調べていくと、近代的自我の確立とその苦悩を描いているということだった。まぁ読んでみてそんな感じはした。自分のなんとしなしの感覚というものを要約して言葉にしてくれるというのは実に助かる。言葉にして提出されるとさも漱石の言っているテーマが明確明瞭に理解できている様に感ずるけれど、でもその実近代的苦悩というものがどういうものか、心の中ではしっくりきていないところがある。色々にAIに向かって似た様な質問をぶつけるけれど、どうにも腑に落ちないから困った。いや、言葉としては論理明快でいくつも具体例を示してくれてありがたいおっせっかいなのだけれど、でもその論理が未だ僕の心に透き通ってこないのである。まぁなんだか硬い本ばかり読んでると、書く文章考えている内容それぞれ固くなってしまってなんだか滑稽だけど、許してほしい。

つまり漱石によれば、明治維新があって一気に西洋の文化が流入して、近代的な自我が徐々に確立していくにつれて、一方で避けられない近代的孤独というものも入り込んできたのだ、と。近代以前にはなかった精神的な孤独が、近代化に伴って日本人の若者の心を巣食っているという事だね。まぁ分からんでもない。ではそれは今僕が感ずるところの孤独感や倦怠感と核を同じにしているのだろうか、あるいは本当にそんな孤独が近代に端を発して生まれてきたのか?それってあなたの感想ですよね、データや根拠に基づいた客観的意見ですか?いや〜、孤独感は数値化できないのだからそういうわけにはいかないのではないかな?とまぁいくつかの疑問が湧いてくるのである。
それにしても近代化によって孤独感が生まれたのだとしたら、近代以前には孤独は存在しなかったのか?僕が日々感ずるこの何とも言えぬ心の虚しさも一生涯感覚する事なく人生を終えたのだとしたらそれは実に羨ましいとしか言いようがない。でもそんなことってありうるのだろうか。僕はこの心の中に巣くった深く濃い暗闇を、人間開闢以来連なっている生きることの宿命の様に感じたし、それが未来永劫これからもまたその先々においても常に僕らの心を求めて食い尽くしていくものだと思っていたし今もそう思っている。でもそれは今この世の常識や当たり前をただ別の時代へ敷衍しているだけなのかもしれない、本当は僕の心に巣食う暗闇は存在しないのやもしれない、さぁお花畑みたいな空理空論だなとは思うけれど、でもそうだとしたらもはやそれは今世紀最大の大発見じゃないか?いや〜ビックバンの痕跡を見つけたり、ブラックホールの証拠写真を拵えたり、ヒッグス粒子やなんだかんだの発見よりも事を大きくする大発見とみなさなければならないだろうね。まぁいいや。
道に羽ばたく最年少
みにの成長をみにきてよ
みにちゃん (みにちゃん)
おーれーの みにちゃん
iLIFE! / 会いにKiTE! より
みにちゃんという子が可愛らしいですな。配色を施しているとやっぱり見つけやすい覚えやすい。若い子は全員同じに見えてしまうから。
