12/31 2020年買ってよかったもの3選

2020年も色々ありましたがここで僕もユーチューバーっぽく、買って良かったものを紹介していこうかなと思います。単に自分の気に入ったものとか買って良かった物を紹介して、今年を振り返ってみるだけでも面白いんじゃないかなと。意外とこだわりの品ってその人の考え方だったりこだわりだったり世界観も表したりするので、YouTubeとか見てても面白いですよね。僕も自分のこだわりとかも含めて紹介できたらと思います。

買って良かったものランキング

①ピッタマスク

ピッタマスク SMALLサイズ

まずはこちら。今年は何といってもコロナウィルスの年でした。数十年後に2020年を振り返ったとしても、コロナウィルスが蔓延した年ということになるでしょう。あるいは100年後に未来人が僕らの時代を総括するとして、自然災害と疫病の時代、とするかもしれません。それくらいにコロナウィルスに翻弄された一年でした。それはリーマンショックのような金融危機やバブル崩壊、オイルショックなどのよりも、日本全国、世界あらゆるところで同じように影響を受けたという点において、これまでにないことでした。かくいう僕ですらも、4、5月はステイホームをしておりましたし、1年間コロナウィルスの監視下に置かれて生きていた、といっても言い過ぎではないでしょう。アルバイトには常にマスクを着用し、電車に乗るときや人と接触しそうな時はなるべく距離を取ったりの配慮も日常となりました。就職が決まってから多くの人と飲みに出かけましたが、本来であればこれも大人数で大規模な飲み会をやろうという心づもりでしたが、コロナのせいでそうもいかなくなりました。本当に各方面で色々の影響がありました。

この時もPittaマスクを着用、スタイリッシュに見えます。

そんなこんなで日常着となったマスク。最初は定番の不織布マスクを付けていましたが、やはりあまり見た目がスタイリッシュでなかったり医療用感が強かったりと、違った形のマスクに手を伸ばすようになっていました。ユニクロのエアリズムマスクもそうですが、アベノマスクで話題になった布マスク、あるいはポリエステルの光沢感のあるものだったり、アンダーアーマーのスポーツ用のマスクだったり各社様々なマスクが出てきました。僕も多くのマスクを試したのですが一番しっくりきたのがピッタマスクでした。もちろん高価格帯のものは全然試せてないのですが、安い中では一番良かったです。まずシルエットが綺麗で顔の形が綺麗に見えるところ、そしてポリウレタン素材ということで息がしやすいこと、洗って何度も使えること、わりと安価であること、などが理由として挙げられます。多分これからまた多様なマスクが出てくれば状況は変わるのでしょうが、現状はかなり人気のマスクとなっていると思います。

こちらはユニクロのエアリズムマスク。機能面は良いが、少し息苦しい。見た目もそこまで良くない。

僕は顔が小さめなので(多分母親譲りのものです)、スモールサイズを着用していますが、ピッタリフィットしています。このジャストフィット具合がマスクでは重要ですよね。どんなに良いマスクでもサイズがあってないとへんてこりんな印象になってしまいます、そこは普通のファッションアイテムと同じでしょう。でもこのスモールサイズがあんまりネットでも売ってなくて、特に4、5月なんかは値上げりしていたものを購入しましたね、、、。今は落ち着いてきたので良いですが、ある時期のマスク不足はとても深刻でした。どうしてこんな安価でどこにでもありそうなものが品薄になるんだろうって感じではあるんですがね(オイルショックの時期はなぜはトイレットペーパーが不足していて大変だったという話を聞いたことがありますが、似た感じでしょうか)。それだけの急な需要に供給側が全然追い付かなかったということなんでしょうが、それにしても薬局に行ってマスクをチェックして帰るという、今思えば異常でしたね。そこから一つのマスクを何度も洗って使うという習慣が一般化していったような気がします。そして忘れた頃になんの利便性もないアベノマスクが届く。今となれば笑い話ですが、どれだけの税金が使われたことか、、、。まぁあの異常なマスク需要の時期にあっては、適切な対応だったとは思いますしそんなに大きくは責める必要はないかなと。この前代未聞の危機にあっては、正しいかどうか分からずともその都度状況にあった策を練っていくしかないんでしょう。

7月に今の2倍の価格で購入していました。

とまぁともあれ、今年は毎日のように本当にお世話になりました。機能面はそこまで期待できないですが、スタイリッシュで快適で何度も使えるのでとてもおすすめです。みなさんもぜひ一度お試しください。

②wym(ウィム)のオーバーサイズブルゾン。(OVERSIZED PE TWILL ZIP BLOUSON)

OVERSIZED PE TWILL ZIP BLOUSON。

さて、2つ目の買ってよかったもの。個人的に今年はファッションを楽しむ年でもありました。元々音楽や美術鑑賞などが好きでアートに触れる機会が多かったんですが、どうしても鑑賞ばかりでアートを表現する機会がなくて、というのも僕は絵が下手で歌も下手、ギターもピアノも弾けません(リコーダーくらいならできます)、ですから何か自分で表現できる媒体があればいいなぁなんて思っていたわけですが、ファッションはそんな時に触れたものでした。とにかくお金がいくらかあればユニクロかどこかにいけば服は手に入りますし最近ではYouTubeや雑誌やらネットでも情報に溢れてます。そういう意味で簡単に始められて表現できるというのが面白くてハマっていきました。

最初はとりあえず古着屋で買ってみるとかユニクロやGU、メルカリなどで良さそうなものを買ってみるとかしていたんですが、少しずつ理解してきて、こういう感じでアイテムを買っていけばコスパ良くオシャレに近づけるんだというように、まぁ失敗もあったりヘンテコなものも買ってしまったりもあったんですがそれも面白かったです。

それで色々探っていると今はオーバーサイズがトレンドになっているぞ、とかペールトーンが(淡い中間色、ベージュやオフホワイトや、ミントグリーンも)流行色になっていそうだぞとか、一つ一つ学んでいくわけです。これが本当に面白いのなんのって、やっぱりひとシーズン前のだとほんのちょっと好みと違ってたりトレンドを掴みきれてなかったり、ベージュがトレンドといってもただのベージュを選んでしまうと一気にダサくなってしまうし、オーバーサイズはオーバーでもただ大きくしただけではダラシなくなってしまうし、本当に絶妙な塩梅あんばいみたいなのがあるんですがそれを見極めていくのが楽しい。でもやっぱりトレンドをガッツリ掴んでいて素材もしっかりしていて信頼できるブランドでってなるとやっぱり高くなっていくんですよね、そりゃそうなんですけど。僕は貧乏ですからとにかくその中でも一番安くて良いものを、、!と常に心がけるわけで、ネットにしがみついて似たようなアイテムを、違うブランド同士で比べていって、宣材写真だけでは満足できないとwearやインスタでアイテムを見つけて上手く着こなせるかどうか、色味は本当に宣材写真と違いないかとか、細かいところまでとことん調べていきます。本当にトレンドをしっかり掴んでいて尚且つ安いものはどれなんだ、と。

そんなこんなで辿り着いたのがwym(ウィム)というブランド。

こちらはYouTuberのげんじさんがプロデュースしているブランドで、僕もげんじさんの動画からファッションのイロハを学んでいったものとしてwymを買って行くのは必然の流れでした。それに今季の春20ssから始まったブランドということもあり何となく入りやすく入り口としてちょうど良かったです。奇抜なファッションというよりかは落ち着いた綺麗めのスタイルなので僕の好みとも合っていて、沢山購入しましたね今年は。その中でもこれは良かったなぁというのがこちらのブルゾン。

かっこいい。

まず色味が絶妙でトレンドをがっちり掴んだベージュ。そして程よくオーバサイズで着るだけでこなれ感が出てきます。素材もポリエステルですが安っぽくなくハリもあって、でもシワになりづらく扱いやすい。これが7700円。かなり安いと思います。あっぱれ。

秋に買ったライトアウターという括りだと思うので真冬の今の時期は少しお休みといった感じですが、まだまだ春になったら使っていけるだろうなぁという長く使っていけそうな一枚。冬のガチアウターとかだと真冬の一時期しか着れないってこともあるんですがライトアウターなら秋も春も使えてコスパ良いなぁって思います。ほんとに買ってよかった。実はこれとセットアップで使えるパンツも購入してます。(笑)

③香水、イソップのヒュイル。

イソップの香水。

こちらもファッションにハマっていく流れで購入しました。そもそもファッションを好きになったのはアートを好きになってからでした。どうしてアートが好きになったかと言いますと、正解がないからでしょう。あるいは自分自身の中に正解があるから。芸術の世界では他の科学や経済やスポーツやら、数値化される分野とは異なった、客観化できない感覚が重要になります。ピカソの絵画を見て、良いと思う人もいれば特に魅かれないという人も一方でいます。でもそれはどちらが正しいというわけではなく、いわばどちらの意見も正しいわけです。ただピカソの絵画に魅了された人が多いというだけで、惹かれない人もまたいるし、それが間違っているわけでもありません。単にその作品とその人の心が共鳴しなかったというだけです。それだけ鑑賞する人の感覚や心が重要視されます。あぁ、なんて面白い分野だろう!

ピカソの代表作『アビニョンの娘たち』

一方で経済などは数値がモノをいいますから、その商品がどれだけ売れたかそれぐらい性能がいいかとか、そういう見方で考えます。どの企業が一番売り上げが高いか、一番売れたCDはなんだとか、多くの人が数値化されて一番上位のものが一番良いものなんだと考えます。偏差値とか大学受験とか、平均年収とか、全て客観的な数値からどれだけ上位にいるかという考え方は、分かりやすいものではあるんですがやはり、面白みがなくて味気ない。人と違くなろうとしてみんな同じになってしまっている、と僕は思います。もちろんそれが、社会を競争させて資本主義が成り立ち、隅々まで産業が合理化していって数多くの富を生んで僕らの豊かさや快適さに寄与しているのはいうまでも無いことですが、だからといってすべて同じになるということを許容して良いわけではない。

今まで僕はどちらかというとそういう客観化された分かりやすい指標を中心に自分を見てきました。学力をつけて、もちろん数値化された偏差値的な意味での学力、良い大学に行って、良い会社に勤めて、それなりの給料を得て、それなりの地位や名誉を持って、社会的に客観的な指標を常に考えてきました。それはそれでそれなりに切磋琢磨できて分かりやすく人より上に立つことができる点において悪くないものではあるのですが、いつ頃からか、あまりそういったことに固執する必要はないんじゃないかと思い始めてきました。まぁ負け犬の遠吠えと言えばそれまでなのですが、でも社会的な指標だけが全てではないし、より自分の感覚的な部分を重視したほうがいいのではないかと。

そんなこんなで自分の殻を破っていこうと思った時に身につけたのが、香水です。もちろんファッションも数値化できない面白さというところから来ていますが、香水もまさに自分の感覚がものをいいます。香水を数値化したところで、どういう成分が何グラム入っているとか、柑橘系(フローラル系、オリエンタル系、グリーン系なども)とかの香りがする成分が、とか、でもどの香りが自分にとって心地よいかというのは、、、もちろん科学には説明できません。そういうどれに価値があるかということは科学は説明しません。科学には、、、愛はないのです。愛を生み出すのは、、、もちろん人間です。僕がこのヒュイルという木の温もりを感じられる香りが好きだから、この香水に価値が生まれるのであって、ヒュイルという木の香りそのものに価値があるわけではありません。僕が好きだからです。

とまぁそんなわけで、香水をつけてみましたが、日本人は特に男性の場合あんまり香水をつけない人が多いので、僕だけつけていると少し奇異に思われたり変に色づいてるように思われてしまうので、まぁ時と場所などには注意が必要ですね。普通のデートとかなら良いんですが、仕事とか友達と遊ぶ時とか、あんまり良くないですよね。このヒュイルはあまり匂い自体も強くはない方なんですが、たまにむむむって顔される時があります。

でもこれを日々つけていて、なんとなく気分が上がったりとか女性に好感を持たれたりとか、別に生きていくために必要というほどではないんですが、こういう無駄なところに気を使ったり拘ったりするのって楽しいですよね。ファッションも生きていく上では別にただ布切れをつけて雨風防げればそれで良いわけなんですけど、でもそも無駄なところにその人の個性が出るわけで。僕はそういうところに価値を見出して自分の生活をより豊かにしていけたらなって最近思ってます。それは無駄なことでしょうか。人それぞれ考えは違うと思いますが、僕にとっては生きる糧になるくらい大事なものです。自分らしさやアイデンティティー、というものは最近のご時世あまり語られないものではあるけれど、やはり人間生きていく上で、自分のスペシャリティーを感じて生きていく方が生き生きしてくると思います。僕は、、、生き生きと生きていきたいです。でも社会というものは、、、そういった個性を排除して思い通りに動いてくれる駒を求めます。僕もそう言った社会に染まっていくんだろうか。大人になるということが社会の言いなりになるということを意味する社会で、僕は自分らしく生きていけるのだろうか。果たして。

というわけで長くなってしまいましたが、ここら辺で。みなさんに参考になるものはありましたでしょうか。

2021年も色んな拘りと自分らしさを念頭に置きながら社会に飲まれないよう、慎重にものを消費していこうと思います。

それではまた!