2024/5/9 ありふれたこと

ベストを新調した!

仕事は夜の授業がメインになるので、朝と昼は暇なことが多い。授業の準備をしたりプリントを作ったり、諸々の作業があるにしてもやはり自由な時間がだいぶ増えた。何もせず寝ていることも多いし、メジャーリーグの中継を見ていたりもするし散歩をしたりカフェにいたり、その日によって様々だが、とにかく以前よりだいぶ楽になった。本当はこの時間に違う仕事を見つけてダブルワークをした方がいいのかなと思うけど、特にまだ仕事を探していない。いつか探そうと思う。

今日は3年生の古文が2コマある。レベルで分けられていて、ハイレベルクラスとスタンダードレベルクラス。高校の偏差値で分けることもあるし、模試の偏差値から分ける場合もあるが、この時期はまだ模試を受けていない生徒もいるため、そういう人はスタンダードレベルにとりあえず流すことになる。大学受験科は全部で40校舎ぐらいあってそれぞれの教室によってハイレベルクラスが多い教室、つまり進学校が多い教室、とスタンダードレベルが多い教室、あんまりできない子が多い教室、の割合が異なる。今日の教室は進学校が多いので、ハイレベルの方が人数が多い、と言っても10人くらいかな。どちらの方が楽しいかと言われると、その教室にもよるけど、うーんどうだろう。どっちも楽しいかな。ハイレベルはビシバシやっていかないといけないし、優秀生に飽きさせない授業をしないといけないから、面白い反面プレッシャーもかかる気がする。スタンダードの方は、内容は優しめだけど、ちゃんと教えていればグングン力をつけていくのが目に見えてわかるのでそれが面白い。それに僕はつまらない雑談を交えて授業をするので、ハイレベルだとあんまり言えないような冗談も、スタンダードだと言えることが多い。まぁスタンダードの方がリラックスして授業できているからかな。

授業の初めには毎回、単語テストと文法テストがあって、点数を出してもらうようにしている。単語は20点満点、文法は5点満点で出来る生徒は満点取ってくるし、出来ない生徒はいつまで経っても半分くらいしか取れてない。そんな生徒には授業後に軽く面談をして次の授業では何点を目指す、など約束する。素直な生徒であればちゃんと次回はやってくることが多いけど、いつまで経ってもやらない生徒もいるし、だんだんやらなくなってくる困った生徒もいる。それはそれで講師の腕の見せ所だから、粘り強く対応していくわけだけど、まぁ手のかかる生徒こそ面倒を見たくなるのはある。

今日の授業はハイレベルが『落窪物語』からの出典で、聖心女子大学の過去問だった気がする。単語や文法はある程度身についている生徒が多いので、主語の取り方や問題の解き方に焦点を当てる。ただこれも講師自身がちゃんと予習をしていないと事故るので頑張ってこちらも勉強する。スタンダードは『宇津保物語』で幼い子供が親のために山へ食料を調達しにいく、そんな話。基本は単語・文法で決着がつく問題が多いが、いくつか読解力を要求される問題もある。今回はどこ大の問題だったかな、忘れたけどそんなに難しくなかった。でもだからこそ、問題が優しいからこそプラスアルファで覚えておくべき文法事項などを確認する授業にしないといけない。それもまた面白いところの一つだ。授業計画に関しては、テキストは指定されていて多少のマニュアルがあるにしてもほとんどが講師の裁量に任されており、どういう授業をしていくかは自由に決めていくことができる。講師によって分かりやすくもなれば、分かりにくくもなる。力の見せ所なんだと思う。僕自身3年ほど授業をやってきて色んな経験はしてきているけど、まだまだ新米みたいなものだから、日々新しいことを学びながら生徒に教えている。新しいことを知り、それを生徒に教える、というのはまぁまぁ楽しいことだ。

伊勢神宮のお団子

今日も頑張ろう、というありふれた日記になってしまった。