文章を書こうと思った時に、物事を微細に詳細に語ることがうまく出来ない。とある女性を探しており、捜索するためにその女性の特徴を事細かに記述しようと思ったのだが、言葉があまり浮かんでこない。慣れないことだが、まぁ暇つぶしに書き留めておく。
現在までに集められた情報を整理しておく。
目元はキリッとして鋭く、時に遠くを見据える癖がある。鼻はシュッとしてスマートで丘のように小高い。唇は薄めで整えられた引き出しのように閉ざされる。ぱっと見の印象は刑事ドラマに出てきそうなキツめの女性という印象を受けるが、キラリと目を見開きこちらを見つてくる時の瞳は、思ったよりも温かく愛おしさが感じられる。全体として小ぶりな顔立ちだが、エラが少し張って出ているように見受けられ、それが彼女のチャームポイントの一つとなっており、そこから何か彼女の気の強さ、我の強さのようなものが窺える。髪はショートボブで艶がある黒髪、どこかジブリ作品のヒロインを想像させるが、彼女はジブリ作品を見たことがないという。
体型は細身ではあるが、身が詰まっておりスポーツでそれなりに鍛えられていそうな引き締まったなりをしている。ただ激しい運動で鍛えられた身体、という感じではなく、どちらかというと長距離走を走る華奢で引き締まった駅伝ランナーのようなシルエット。トップスはオーバーサイズというよりジャストサイズで、でも体のラインを拾いすぎないような大きさ、胸はそんなに大きくないと想像される、多分AかBくらい。ヘソを出すようなの着丈短めのトップスを着ることはなく、もちろんカルバンクラインの下着は身につけていないと思われる(もちろん確認したことはない)。色彩はたまに派手目な赤や緑を取り入れはするが、基本は落ち着いた色で整えている。パンツは暗めのスキニーパンツが多いがたまに短めのスカートを合わせていることもあり、そちらの方が健康的な脚のラインが引き立って美しい。僕はスカートで少し露出のある服装の方がやや好みだが、彼女はそれに気づいていない様子。シューズはスキニーパンツに合わせた黒いブーツをよく目にするが、運動靴で颯爽と走る様子もすぐ目に浮かぶ(走っている様子いまだ見たことはない)。
性格はサバサバしていて気も強く、興味のないことにはとことん興味を示さない、そんなタイプ。人から変に強制されて周りと同じように合わせて集団行動するというのは性に合わないようだが、リスペクトする指導者にはある程度スパルタだろうとついていく芯の強さも持ち合わせており、自分がやると決めたら最後まで確実にやり切ることができる。決められたタスクはテキパキとこなし、やるべきことがあればすぐに着手して、自分の仕事はすぐに終わらせてしまう。他人の仕事にはあまり口出しをすることはないが、自分の仕事をすぐに終わらせて、動きの遅い人たちを急かさせることで暗に口出しをしているようなこともある。もちろん頼られれば懇切丁寧に基礎から教えることもできるが、出来の悪い後輩の場合は苛立ちを隠せなくなり、厳しい口調で指導することになってしまうが、相手を傷つけてしまっていることにはあまり気づいていない。
体育会系なノリも持ち合わせており、信頼した仲間たちと協力して、達成すべき目的のために一致団結する際には先頭に立ってリーダーシップを発揮することもあるが、他人に強制されて指図されるのはひどく嫌がり、仕切りたがりのリーダータイプとは相性が良くない。初対面の印象で相手を決めつける傾向にあり、特に、清潔感がなくダサい男、貧乏くさい男(実はお金持ちだったという場合でも受け付けない）が嫌いで、パッと見た印象で興味を失うこともしばしば。相槌は打つが目を合わせることはなく、ほとんど内容を聞いてないし覚えてもいない。ぶりぶりな女の子も嫌いで女々しい女子も見ると、吐き気がするため、気の合う女性はそこまで多くなく、どちらかというと男友達の方が気が合ったりする、もちろんそれらの男友達は清潔感があり、身なりを整えたプレイボーイである。だからといって好きというわけではなく、単純に気が合う人と話すことが多いというだけだ。
数字や細かいことに疎く、よく分からないことは後回しにするか、清潔感のある男友達を頼って教えてもらうことが多い。損得勘定で物事を考える癖があり、得になることは覚えておくが、役に立たないと感じたものには興味を示さない。たまに理屈っぽくなり理論的な内容を深く学び始めることもあるが、しばらく経つと役に立たないと感じて投げ出してしまう傾向にある。
年齢は不詳だが10代か20代前半ということは確からしい。出生地や生まれ育った土地もまだ分からず、今どこで何をしているかももちろん分からない。去年の夏に京急久里浜駅の商店街を一人歩いていたという目撃情報があるが、それが本人かどうかは不確か。いくつかの理由から、そもそも今は神奈川にいないのではないかと推測されている。全く関係ない情報かもしれないが、当時付き合っていた彼氏との記念日が12月5日、ということはある確かな情報筋から得られている。毎月5日に目撃情報が多発するのはそのためなのか、偶然なのかは詳しいことは分からないが、彼氏とは未だに続いているだろうというのが有識者の見方となっている。
そのほかの事柄については現在地調査中ということだ。今後情報が入ったら随時更新していく。
