2024/7/28 箱の中身はなんだろな

僕の好きな女性のタイプはどんな人だろう。

可愛い人、美人な人、清楚な人、巨乳な人、明るい人、優しい人、面白い人

みな色々あると思う。僕も今まで好きになった女性のことを思い浮かべてその共通項を考えてみることはよくある。すべての女性がもちろん美しかったし、可愛くもあった。でもその可愛さや美しさのベクトルっていうものは同じではなくって、共通点があるようには思えない。目が大きいとか顔が面長とか、それぞれの特徴を諸々考えてみても容姿に関しては統一感がないし体型やスタイルだって特に合致するものは見受けられない。巨乳な子もいれば貧乳な子もいると思う、細い子もいればそうでない子もいる。確かに胸はあるに越したことはないけど、そこを基準に好きになっているわけではないというのは男性陣を代表して代弁しておく。僕らは胸のみによって好きになるにあらず。(人はパンのみで生きるにあらず、的なね)

性格面だどうだろう、こちらの方がある程度の共通点が見て取れるような気がする。僕は下品な女が嫌いだ。そんな人は好きにならない。下品というのは下品という意味だ。そういう女っているよね、居酒屋で男どもと馬鹿騒ぎをして周りを散らかしてくるような節操のない女、いかに容姿が良くても(容姿が整っていたとしても美しい人はいない)、好きになることはない。あとはどうだろう、アイドルみたいな容姿で自分に自信を持ってるような、田中みなみみたいな女も嫌だな、大体において「可愛い女というのは性格が悪い、イケメンな男というのは中身がない」というのが僕の持論だが、中身のない空っぽな女は好きじゃない、話していてつまらないから。一緒にいる意味がない、ただ美しいものを眺めるだけの置き物になってしまう、それは絵画やアート作品だけで十分だ。近くに置いておこうとは思わない。

さて、それらを除外した時に僕の好みの女性が浮き上がってくるだろうか。

内面生に限ったことを言えば、話していて面白い女性、ワクワクさせてくる女性、上品な女性(別に皇族みたいな上品さとかじゃなくって、下品でないということ)。

あとあれもあった、つまららない悪口を言い続ける女はあんまり好きじゃない。別に悪口をいうのは人間の本質みたいなところがあるから良いんだけど、永遠と人の悪口ばかりで他人の不幸が自分の幸福みたいな人は好きじゃない。僕は基本的に人の悪口を言わないし言いたくない(西洋哲学や自然科学への嫌悪は悪口ではなく意見である)。ということもあってあまりにも他人の不幸を笑っているような人を好きになれない。もちろんこれは程度の問題であって僕も時につまらない自己保身の悪口をいうこともあるから、聖母マリアみたいな人しか好きになれないわけじゃない。

ということで要約するに、他人への思いやりがある女性、も好きなタイプに追加される。

さっき言ったワクワクさせてくれる女性というのは重要な点だ。これについてもう少し考える。僕はやっぱり一緒に話していて楽しくワクワクする人が好きなんだ。僕もいろんな考えがあってつまらない屁理屈を考え巡らすことが多いけど、そんな僕の考えとは全く異なるところから話してくれる人っていうのかな、僕が予想もつかないような観点で話してくる人が好きだ。それは別に教養があるとか知識が豊富とかじゃなくって、全然違う視点を持っているってことなんだ。僕の考えにすべて同調するんじゃなくって自分を持っているというのかな、簡単な例えでいうと、どこかデートに行く時に行きたいところを提案してくれる人って感じかな。

まぁ要約するに、自分の考えを持っている女性、としておこう。

他には何が思いつくだろう。勘が鋭い女性かな。それは霊感があるとか男の浮気に勘付くとかではなくって、僕の言っていることの意味が大枠でなんとなく理解してくれる人というのかな。なんか僕がよくブログでつらつら書き出していることって結局その本質がよく分からないし、全てをうまく説明できていないんだけど、それでもなんとなくそう思う、みたいなところがあるんだよね。それは僕の勘が鋭いとなんとなく表現しておくけど、そういう僕のよく分からない考えをなんとなく共感できるような勘の良さみたいのがないと、相手を信頼することができない。これはうまく説明できないけど、ただ話を合わせたりするんじゃなくって、大枠の部分で僕の価値観を共有してくれるような人がいいということで、もちろんそれはすべて理解してくれなくていいし、同調する必要もないんだけど、大体の言っていることがなんとなく理解してくれる人、というのかな、そういう人だと僕はとても楽しく話すことができる。それは音楽とか映画とか、諸々のアート作品にある程度の理解があったり、好きな趣味を共有できるということかもしれない。

あっあとアイドルが好きな女性は好きになれない。ジャニーズが好きでー、とかKポップのなんとかのライブに毎回駆けつけるような主体性のない依存体質な女性は好きになれない。ジャニーズが嫌いとかアイドルが嫌いというわけではなくって、僕のこと本当に好きなのかよく分からなくなっちゃうから。僕のことはこの世でいちばんに好きでいてほしいと素直に思う(それって普通のことではないか?)。それは主体性があって自分を持っている女性、ということになるかもしれないからさっきのタイプと被っているかもしれないので割愛する。

さて、そろそろ総括していこう。僕の好きな女性なタイプはこうだ。

話していて面白くワクワクさせてくれる女性で、そこにある程度の気品や上品さを保ちつつ、他人への常識的な思いやりがありながら、自分の主義主張を持ち合わせている主体性のある女性であり、そしてさらに勘が鋭く僕の価値観を一定の水準で共有してくれるような教養ある女性。

なんだか注文の多い料理店みたいになってしまった。でもよくよく考えるとみんなもこれくらい要望あるでしょ。そしてそういう異性と実際に巡り合っている人も中にはいるんだよ、それって素晴らしいことだよね、まさに奇跡みたいだ。でもそういうことも起こりうるんだよ、人生って。きっと起こるよ、僕にだって、君にだって。そもそも僕の存在自体が奇跡みたいなものだから。

あともう一個思い出した。僕が好きな女性は決まって目が綺麗なんだ。君の瞳に乾杯、って感じがする子が好きなんだ。これはほんとだよ。昨日出会ったあの子なんて本当に、目が、瞳がとても美しかった、透き通るような茶色い目で僕を見つめてきた。でもその見つめてきた瞳は、田中みなみみたいな相手を沼らせようという魂胆が見えるような瞳ではなくって、まっすぐ僕を見据えて、目だけでぼくの考えや価値観の大半を理解してしまいそうなくらいの透き通ったものだった。そしてそこには地位や名誉やお金みたいなつまらないものに固執する自己保身のような態度は見当たらず、自分のやるべきことを損得勘定なしにやり切ることを決意しているような、まっすぐで迷いのない目だった。もののけ姫でアシタカがサンに放った最も印象的なフレーズ「そなたは美しい」という言葉はアシタカがサンの容姿に恋をしていたということを意味するのではなくって、サンのまっすぐな生き方そのものに、そしてその生き方を表すまっすぐな瞳そのものに対して放たれた言葉だと思う。僕はそんなふうに、まっすぐで美しい瞳を持った女性が好きなんだ。