2024/9/6 Say Yes To Heaven

最近すこぶる気分が悪い。理由はわからない。とにかく気分が悪い。とにかく明るい安村の逆。どうでもいい。理由はなんだ。分からないって言ってるじゃないか。つまらないことばかり考えてる。何の価値もないこと。意味のないこと。雑多な音楽、軽薄なネットニュース。誰かがの横浜駅のニューマンから転落したニュース。そしてそれに巻き込まれる哀れな通行人。心底可哀想だと思う。僕じゃなくて良かった。くだらねぇ。僕の方が良かったのか?

気まぐれな台風と気まぐれな僕の気分、いい勝負じゃないか。さすがに僕の進路の方が信頼できるんじゃないかと思ったけど、よく考えたらそうでもなかった。僕の20代の進路は台風くらいにあやふやだった。しばらくしたら熱帯低気圧になって消滅する。僕も30代になったら消滅するかもしれない。くだらねぇ。

秋が深まってきた。風が冷たく肌寒い、虫の声が聞こえる。日が短くなった、僕の昼夜が逆転した。冷房はたまにで良くなった。部屋が汚くなった。うつ病患者の部屋みたいだ。でもそれは昔からだ。

オアシスが再結成を発表した、珍しく平和で喜ばしいニュースだ。グッドニュース。福音。

聖書についての動画を見るときがある。聖書解説を簡単にしてくれるユーチューバーがいる。そう考えるとユーチューバーってほぼ全ジャンルをカバーしてるよねって思う。我々にとってのグッドニュース、福音「イエス・キリストは我らの罪のために死なれて墓に葬られた、しかしその三日後に生き返られて、今もまだ生き続けておられる。」この福音を信じたものは救われる。「救いは恵みと信仰によって、与えられる」救いの恵み、道は福音によってすでに与えられている。ということはつまりその福音を信仰することが、救われるかどうかの分岐点であるらしい。

オアシスのビッグニュースを僕は素直に喜んだ。僕がライブの場に行けるかどうかはさておいたとしても、彼らのライブ映像やもしかしたら新曲が聴けるのかと思ったらワクワクする。僕がオアシスを好きになって10年ほど経ってるのかな、ずっと再結成を望んでいたけど、本当にそうなるとは思わなかった。来年もし日本で公演することになったら、ぜひ行って見たい。僕の好きな曲は「Live Forever」「Let’s All Make Believe」「The Shock Of The Lightning」

大学1年の冬に初めて女の子とデートに行くって時、新宿駅東口のゴミゴミした場所で「Champagne Supernova」をウォークマンで聴きながら待っていたことを思い出す。あの子は今頃どこで何をやって生きているのだろう、綺麗な子だった。

気分が悪い時に聖書について考える。すべての人には救いの道が残されているという。たとえ悪人であっても。僕は悪人であろうか。法に触れた覚えはない。路上喫煙はいくつかしたことがある、金を盗んだことは多分ない、人を傷つけたことはある。傷害罪になるだろうか。学校のルールはいくつか破ったかもしれない。人としての規範からはみ出しているのかどうなのか。たとえはみ出していたとしても、救いは存在するという。救いとはなんだろう。崖から落ちそうなところを神に救ってもらうという類の救いなのだとしたらそれは救いじゃあない。いい加減なお世話はやめてくれ。何が言いたい?

僕は大学1年の時に新入生歓迎会で政治サークルに行った。日本の政治を変えたいと思った、もっとより良い社会にしたいと思った、今でもそう思ってる。早稲田の二大政治サークルに行ってどちらに入ろうか見極めようと思った。週に二、三回先輩たちがあるテーマについて発表をして、それらについて学生同士で議論し合うもの。まぁまぁに魅力的だったが僕は議論が強くないし人前で激しく意見をぶつけ合うことが苦手なのと、どちらかというと話が実践的すぎてアカデミックで観念的な議論が少なく物足りなく感じた。新歓では新入生を多く集めるために特別な企画をやっていた。普通のサークルであれば焼肉食べ放題無料とかスポーツ・楽器の体験無料とかそういったものがほとんどだけど、そこでは永田町の自民党本部に行って政治家との意見交換会があった。その内容はほとんど覚えてないけど、出されたお弁当が美味しかった。あと早稲田のキャンパスの小さな会場に政治家を呼んでもらって簡単な講演もやってもらった。演者は「小泉進次郎」だった。総裁選での行方が取り沙汰されてるけど、10年前に僕は早稲田近くの会場で彼にお目にかかった。何を話していたか覚えていないけど、学生の質問がいくつか許されて、多分新入生の若造が日本の将来について質問している箇所で、どうしても緊張してしどろもどろになっている学生に対して放った一言が「結局君は何が言いたい?」だった。

聖書の原点を読んでも僕には到底理解が及ばない。イエスがどこともわからない土地を巡って苦しみや病を救っていく。中東のどこかの地域なのだろうけど、日本史選択の僕には全くといっていいほど馴染みがないので、あまりイメージができない。2000年も大昔の日本とは大きくかけ離れた地域の一人がどうしてそんなに重要な人物なのか不思議で仕方ない。せめて日本にある馴染みある地域だったらもっと理解が進んだかもしれない。行ったことも見たこともない地域で、見たことも考えたこともない人について想像を膨らませるのは難しい。一部の聖句を抜粋して読んだ方が良いだろうということでユーチューブや一部の解説を聞く。もちろんそれでも理解は深まらない。「結局君は何が言いたい?」状態になる。

拙い日本語でどうしよもないと思う。もっとまともな日本語が書ければいいのにね、やになっちゃう。言葉が僕の思ったことの100分の一くらいしか伝えてない。役に立たない。言葉にするときにすり抜けていく感情がある。それらをかき集めることができない。