2024/9/9 野球観戦

日曜日に友人と東京ドームで野球観戦をしてきた。去年もその友人と同じように東京ドームで観戦をしていたからそれ以来だった。

僕は物心ついた時から巨人ファンだった。テレビの影響もあるし兄貴の影響もあるだろうけど、生粋の巨人ファンで浮気は一度もしたことがない。当時は周りも巨人ファンばかりだったし、パリーグを応援している人なんていなかったからいいんだけど、最近はそれこそDeNAとかソフトバンクとかその他の球団のファンも増えて肩身が狭い思いもする。それでもずっと巨人ファンでいられるのは、まぁ自分がにわかファンということもそうだけど、やっぱり子供の頃の憧憬の念が今でも強く残っていて、それが僕の心を照らし続けているからなのだと思う。

席は二階席の後ろの方。でもここからだとグランドの全体を見渡すことができるし、熱狂的な応援も少ないから静かに見ることができて良い。友人が教えてくれて今回もここのチケットを取ってくれた。確か2500円くらいだから価格的にも悪くない。野球っていろんな応援の仕方があって面白い。外野に行けば熱狂的なファンが応援歌を歌ってるし、内野席のグランド近くにいれば選手の息遣いが聞こえるくらいの臨場感で楽しむこともできる。僕はそんなに熱狂的でもないにわかファンだから、くだらないこと雑談しながら見るのが好きなので、二階席の遠くから眺めているのがいいかな。デートなんかにももってこいじゃないかなって思う。

9月の日曜日で巨人も首位だから客の入りも十分だった。イニング間にはいくつかのイベントごともあり、それなりに球場は盛り上がっていた。小学生のちびっ子がモニターに映し出されて(多分何かの抽選に当たったのだろう)、好きな選手や将来の夢、そして選手へのメッセージなどを話していた。僕の小学生の頃を思い出した。僕も小学生の頃に東京ドームに行って内野席から初めてプロの野球を見ることができた。松井秀喜が大好きだった僕は、試合前の松井選手を一目見ようと球場のフェンス越しに彼の姿を探した。その時は多くの報道陣に囲まれて簡単な取材を受けている最中だった。カメラのフラッシュで何度も明るく照らされる松井選手の姿が文字通り輝いて見えた。それは今でも僕の脳裏に焼きついている、本当のスター選手だった。僕のあんなふうになりたい、そう思わせるスポーツ選手ってやっぱり素晴らしいね。

僕は軽く寝坊をして14時半くらいに球場に着いた(笑)。その頃にはすでに先発投手が変わっており、大きく点差が開いていた、つまるところクソ試合みたいなものだった。赤星っていう中継ぎのピッチャーに変わってからはそこまで大きな失点はなくしばらく続いたが、打線の方は惜しいところで一打が出ないどうも歯がゆいイニングが続いて、フラストレーションが溜まっていった。僕は久しぶりに見る生の野球だから、まじかでプロの選手が動いている姿を目の当たりにできるだけでまぁまぁ面白かった。吉川選手が猛打賞で颯爽と一塁ベースを駆け回る姿が印象に残っている。岡本選手も打撃はもう一歩だったけど、目が覚めるような好プレーを見せていたし、次の試合に期待したいところ。

7回の裏にはラッキーセブンということもあってか照明を落としてでっかいスクリーンに華美な映像が流された。こういう演出は今では他の球場もやっているだろうけど、昔と比べたら本当にお客を楽しませる演出というものがよく考えられている。僕も照明と映像と音楽に心を踊らせることができた、といってもそのあとの巨人の攻撃は全くといっていいほど心躍るものではなかったのだが、、、。周りのお客たちも飽きてきたのかお酒を飲んだり雑談したり飯食ったりで、まぁ2回席だから熱意はそんなもんだろうなぁという気がした。その中の一人がアタリメイカをつまみに食べてたけど、イカ臭い匂いが周りに充満していてキツかった。別にイカって美味しいし、つまみとして最高なのは分かるんだけど、公共の場で食べると下品極まりない食べ物になるので注意してほしい。僕も高校時代に自習室でアタリメイカを食ったことがあるけど、周りが相当イカくさくなってしまったのでそのことは今でも申し訳ないと思ってる。まぁなんだろう、僕の考えすぎなのかな。

結果は8−0で何のいいところもなく負けた。めっちゃ負けた。何も収穫がなかった。でも僕はそれなりに楽しめた、楽しかった。また行きたいな。