民主主義は欺瞞の塊だ。国会は茶番劇、選挙は壮大なマジックショー。
そんな大層な批判をする気力も無くなってくるというのが正直なところだ。何かを批判しようする気持ちすら失われていることに気づく。アメリカの大統領選を横目に見て、社会が分断されるほどに国民が政治に興味を持って何かに対して躍起になって、陰謀論あることないこと執着していること自体がなんだか羨ましく感じる。楽しそう。ディズニーランドよりよっぽど楽しいと思う。
それ以外の感情が浮かんでこない。みんなはどう思ってるんだ?若者たちは一体どこで何をやってるんだろう。老人ばっかりの世の中だから、老人の老人による、老人のための政治になってるってね。久しぶりに実家に戻ってたまにテレビを見るようになったけど、そのどれもが老人向けの番組で辟易するね。あぁもう僕ら若者向けにはテレビを作っていなんだなと思った。まぁ振り切っていてそれはそれで良いけどさ、若者はこれからどんどん排除されることになるんだろう。母数が少ないからそりゃそうなるだろうけど、でもそれって本質的に正しいことですか?若者を蔑ろにして、老人たちのために政治をやることがこの世の未来のためになりますかなりません終わり。
心底どうでも良いので特に論理的に物事を記述しようと思わなくなってきた、最近。思ったことをそのまま書いてそれで何かを感じ取って貰えばそれで良いんだよ、体裁を整える気すら失われてくる。いやーこれ書いててすげー気持ちが分かる。自分の言葉が自分の気持ちを代弁していて助かる。意味分からなんけど自分の言葉に救われるよ、その通りだ自分!よく言ったで!その調子だ!もっとやれもっとやれ!!
選挙に行こうか迷ってる、そもそも住民票を移したかどうかが怪しいから自分はどの選挙区に行けば良いのかよく分からないし言ったところで何も変わらないから、というより布団の中から動きたくなくなってきたから行くのをキャンセルするかも知れない。気分が乗れば行くことにする。
今回は自民党と立憲が競ってるので以前の選挙より多少なりとも面白さを感じる、というよりもゲーム的な面白さを感じるというのかな、当事者意識としての面白さというよりは、画面上で行われるゲームが盛り上がっていて、ワクワクするみたいな感じで良いぞもっとやれというような感覚だ。これは一人の国民として、民主主義国家の一国民としては酷い姿勢だと思うけれども、でもその姿勢こそがこの時代の若者の一般的な考え方も示しているわけだから、僕はそれはそれとしてそのままお伝えしておく、実況中継というのかな、思ったことをそのまま書くというのは、起こった事実をそのまま伝える実況者と同じくらいに意味があることなんだよ。
またこんなこというと選挙に行こう!みたいなよう分からない偽善者になんか言われそうだけどさ、君らはどうして選挙に行ってるの?それで政治を変えられたためしがあるのか?そうかそれはよかった、君の清き一票で政治を変えられたんだねよかった、僕は何も感じないよ、自民に入れても維新に入れても共産に入れても何にしても、何も心が動かなかった。僕は投票しているということの意味を一度も感じたことがない。強いて言えば比例で少数政党が議席を獲得したときはまぁ入れてよかったと思った。
まぁなんだろうな、投票行為というのは政治の一側面でしかないから、本来は日常的に政治的な議論を重ねていくべきなんだよね。民主主義の根幹はなんだろう、多数決の論理はその一側面に過ぎないよ、自由討論がまずあって、その意見を代表者が代弁する、そして最後に多数決で意思決定を行う。良いかね、まとめておくとね、①自由討論 ②代表者が意見を集約する ③多数決で大枠の意思決定を行う これが民主主義の根幹だ。①、②をすっ飛ばして③だけやっても空疎な民主主義にしかならない。まぁやらないよりはマシだけどね。選挙に行こう!というのは独裁政治に比べてよくなるよねって論理としては気持ちはわかるんだけど、それで民主主義の質が劇的に向上するわけじゃない、まず自由討論をやってその意見を代表者が汲むプロセスがないとあんま意味ない。でも僕らは政治的な議論をしないし、そんな知識も気力もない。代表者に意見をする機会に参加したことだって一度もない。参加できるんだろうけど、参加しようという気力がない。残念だ。僕自身に失望するよ、やろうと思えばできるんじゃないか、自由な議論をして、代表者に意見を述べて、僕らの意思を伝えて、それを多数決で国民に問う。制度上はできるのにね、何で僕らは何もやらないんだろう。何で僕は何もやらないんだろう。僕は僕自身に失望するし、この社会に失望するし、この世界全てに失望してる。まぁでも若者は特に、行かないよりは行った方がいいよ、と誰も読んでない記事で何の意味も無い補足を追加しておく(自分の良心が言えといった)。
あとあれだね、二大政党制を標榜する小選挙区制を整えておきながら、二大政党制になっていないのがもうやる気がなくなる最も大きな要因だね。これはダメ。自民と立憲、この二つが定期的に政権交代するようなダイナミックな政治を実現するべきなんだ。んでもって自民がもっと保守を貫かないとダメ。野党が弱いというのは野党の理念が曖昧でリベラルを貫けていないということだけど、それは裏を返せば自民が保守でありながらリベラルな政策も取り入れ過ぎてしまっていることに起因しているのだよ。自民が曖昧で、よくいえば柔軟に政治をやっているから野党が迷走する。野党が迷走しているように見えるけどそれは野党が迷走しているのではなくって、自民が迷走しているからだよ。あとはもう自民が分裂すれば良いと思う。なんであんなに政策が違う人たちが一つに結集しているのかね。もうこっちの頭がおかしいのかと錯覚してくるけど、社会がおかしいんだよね?いや俺の頭がおかしいのか?どっちが倒錯しているのかもうわかんなくなってくるよな。
本日は、そんな選挙にピッタリの心強い一曲。
夢を見ているだけと 思い込んでいたい “解放”を掲げた悪に 擦り込まれていく
用意されたものとも知らずに 思考を整えられる 記録されていくの
昨日を疑いもせず 飲み込まれていく 用意されたものとも知らずに
定められた運命に抗え もう始まっている 構築された秩序に 疑いを忘れるな
入り乱れたここに 留まる必要はない 耳を澄ませ目を凝らし 想像力を絶やすな
ペンギンラッシュ / 二〇二〇
うーん、何で人気ないんだろう。曲調と詞があまりにもかけ離れているからなのかなぁ。詞も直接的すぎるのかも知れない。もっと象徴的で謎めいた詞にした方が良いんじゃないかな。でもオシャレでなおかつ力強くメッセージ性のある良い曲です。