2026/5/23 夢

杉下右京が家の中に入り込んできてリビングへ向かう。僕は2階から覗いてもしや兄貴や母親が逮捕されるのではないかと不安な心持ちになる。でもどこか安心しているような、縛られた心が解き放たられるような心持ちもどこかに抱いている。リビングでの会話が微かに聞こえてくるがよく分からない。何事もなく終われば良いと思いつつ、良いぞもっとやれという気分にもなる。すると右京さんがリビングから出てきて僕の部屋に入ってくる。右京さんは僕の目をしかと見つめながらいう。

「科学班の確実な根拠に基づいてあなたを逮捕します。かつての殺人の容疑です。」

僕はハッとする。ついにあの悪事がバレてしまったのかと思う。巧妙に細工をして絶対にバレないように片付けたはずであったのに、「科学班の確実な証拠」と言われると反論する意欲もなかった。日本の警察は優秀であった。

「はい、ですがちょっと」

このまま逮捕されればどうなるか、殺人だから無期懲役または死刑となる。いや無期懲役になるだろう、なぜかは分からないが死刑のことは頭になくて、暗い牢獄に何十年間も身を拘束され続けて自由を延々奪われてしまう様を想像すると、これでは生きている意味が判然なくなってしまうと思う。もうこうなってしまったのだから致し方ない。ここから飛び降りて死んでしまおうか。幸い、目の先にガラス窓が見えて外の景色が一望できる。そこを突き破って飛び降りれば死ぬことができるかもしれない。でもそれで良いのか?

「それでは、ご同行願います」

「いや、ちょっと僕にはやることが」

さぁどうする、捕まったらもう逃げられない。一生牢獄で全く自由に生きることができないのだぞ。これを逃したらもう、息を吸うことができなくなってしまう。でも死にたくない、死にたくない。死ぬのは怖い。さぁどうする。さぁ。

目が覚める。